「速読」というと、文章を読むスピードや、どれだけ短時間で読み終えるかと言った点ばかりが重視されがちです。
しかし、試験勉強のために速読を活かすのであれば、読むスピードだけでは意味がなく、読んだ内容を理解できているかどうかが重要です。
そのためには、目からのインプットだけでなく、頭の中に記憶として残るようにするための工夫も必要になります。
現在、記憶術や速読法として主流となっているのがフォトリーディングです。
フォトリーディングとは、ページを画像として理解し、イメージとして頭の中に残す方法で、右脳を積極的に使う方法として知られています。
しかし、松平勝男さんは、この右脳を用いた速読法や記憶術というのは、日本人には不向きな方法だと指摘します。
その理由は簡単であって、イメージすることが目的ですからセンスや才能が求められますし、論理的な文章をイメージ化して覚えるというのは、極めて難易度の高い作業だからです。
むしろ、学生時代の試験勉強でやることが多かった左脳を用いた速読法や記憶法のほうが、凡人にとっては取り組みやすい上に、短期間で成果が出ることから試験対策には最適だと、松平さんは言います。
この左脳を中心に使う速読術や記憶術の具体的な方法をまとめたのが「試験に役立つ左脳型速読術」となります。
文字情報の取得スピードを上げる訓練をしていく左脳型速読術は、受験やビジネス書、資格試験、語学などの習得に効果を発揮します。
試験に役立つ左脳型速読術の内容は?
「試験に役立つ左脳型速読術」では、無理に読書スピードを上げることだけを目的とするのではなく、内容をすばやく把握して、インプットするスピードを引き上げることを目的としています。
1日3分から実践できますので、忙しい人でも効率よく上達できます。
「試験に役立つ左脳型速読術」のポイントは以下の2点になります。
- 文章の構造を理解して文章を読んでいく
- 日本語の文字体系(漢字、ひらがな、かたかな、アルファベットなどの混在)を有効活用する
個人差が出るのは仕方がないとしても、誰もが同じカリキュラムをこなすことで、同じように上達していきますので、センスや才能がなければマスターできないと言った心配はありません。
また、日本語の速読と理解速度の向上ができるようになると、英文でも同じように成果が出てきます。
「試験に役立つ左脳型速読術」で期待できる成果
- スキマ時間を活用するだけなので、自由な時間が作れる
- これまで諦めていた資格の習得も可能
- 試験時間も余裕が出てくるのでスコアアップも可能
- 速く読めるだけではなく、知識として脳にインプットされるので、一度覚えた事は忘れない
- 外国語の習得にも役立つのでスキルアップに役立つ
- 企画書や資料なども効率よく読める上、重要なポイントのみをまとめることも出来る
- ワンランク上の高校や大学を目指せる
- 様々な資格習得にも効果的なため、転職や独立も夢ではなくなる