元サムスン技術通訳で韓国語学習アドバイザーの熊澤重典さんによると、韓国語能力試験（TOPIKテスト）Iで高スコアを獲得するためには、過去に出題された韓国語2098語を覚えることが必要です。
しかし、単語の暗記に対して苦手意識を持っていませんか？
あなたも学生時代に英単語などの暗記をしようと思って、単語帳片手に空き時間を使って何度も見直したり、ノートに繰り返し書き続けたかもしれませんが、なかなか覚えられなかったという経験をしたかもしれません。
人間の記憶というのは、1時間もすれば半分以上は忘れてしまいますし、1日たてば4分の3は記憶から消えてしまうことがわかっています。
この現象は、発見者の名前をとって「エビングハウスの忘却曲線」と呼んでいます。
そこで役立つのが「韓国語東大式IT単語トレーニング」です。
東大卒ITエンジニアの浅田哲臣さんが開発した暗記用コンピュータプログラムを用いることで、エビングハウスの忘却曲線の影響を受けずに効率よく暗記ができるようになるという暗記法です。
短期記憶と長期記憶という脳の記憶メカニズムにそった方法で暗記をすることから、覚えようと気合を入れたりする必要もありませんし、暗記用コンピュータプログラムを用いることでノートに書き続けるような作業も不要になりました。
1日合計48分間、韓国語東大式IT単語トレーニングを行うことで、70日間で韓国語2098語をマスターできるといいます。
連続して48分を確保しても構いませんし、数分程度の細切れ時間を積み重ねて合計48分でも構いません。
暗記用コンピュータプログラムはWebツールのため、インターネットに接続できるスマホやパソコンからアクセスすれば今日から使えます。
インストールなどの面倒な作業は必要ありません。
なお、ハングルもわからないというレベルの韓国語初心者には、韓国語東大式IT単語トレーニングは使えません。
ハングルが理解できるレベルであることが最低条件です。
韓国語東大式IT単語トレーニングの内容
韓国語東大式IT単語トレーニングの仕組みを一言で言うと、同じ単語の情報を2週間から1ヶ月かけて短期記憶に入れ続けることで、暗記しても忘れない長期記憶に残すという方法です。
毎日のように単語帳を見直していたと思いますが、すぐに忘れる「短期記憶」から、いったん覚えたら忘れない「長期記憶」に移動させるために必要な作業です。
2098語も毎日見直すなんて無理だと思うかもしれませんが、これを可能にしたのが浅田さんが考案した暗記用コンピュータプログラムです。
単語帳のように最初の方だけ完璧に暗記して、それ以降は記憶から消え去るなどといった非効率なものではなく、誰でも効率よくマスターできるようにプログラムが作られています。
スマホやパソコンを活用することで、誰でも簡単に実践できるようになりました。