ひきこもりや家庭内暴力は、中学生、高校生が最も多いですが、小学生以下からでも起こりますし、成人を過ぎてから発生するケースも少なくありません。
いきなりのことで戸惑うでしょうし、何をすればいいのかわからないことも多いですが、そのまま放置していても改善することはなく、かえって悪化することが多いです。
学校のカウンセラーなどは「しばらく様子を見たほうがいい」といったアドバイスが多いですが、その間にも状況が悪化してしまい、回復するまでの期間が長引くケースが見られます。
このため、早めに原因、対策を行なうべく、相談窓口へ問い合わせることが大切です。
ひきこもり・家庭内暴力自立支援施設「こころのがっこう」では、半年間の在宅支援プログラムとして「ひきこもり・家庭内暴力社会復帰支援プログラム」を行っています。
「こころのがっこう」が運営する自立支援施設への入寮が難しい場合などに活用すると効果的です。
ひきこもり・家庭内暴力社会復帰支援プログラムでは、社会復帰の足掛かりをつかめるように、「こころのがっこう」の専門指導員が在宅支援を行ないます。
最初に「こころのがっこう」の専門指導員と電話・ビデオ通話で面談を行い、現状確認と「家族としての心得三カ条」「自立までの7つのステップ」について詳しく説明します。
- 家族としての心得三カ条
- 放置しない
- 家族だけで考えない
- 社会のルールを教える
- 自立までの7つのステップ
- 行動開始
- 現状認識
- 意識改革
- 相談活動
- 実践行動
- 継続指導
- 見守活動
自立までの7つのステップは、初月に1番(行動開始)から3番(意識改革)まで、3ヶ月後に5番(実践行動)まで、終了までに全てのステップを終えることを目標としています。
月に1回のペースで「こころのがっこう」の専門指導員と面談を行い、アドバイスを受けながら半年間のプログラムを実践していきます。
半年後に在宅支援の振り返りを行い、引き続き社会復帰に向けた行動を行うか、ひきこもり・家庭内暴力社会復帰支援プログラムによる在宅支援の継続、自立支援施設への入所などの検討を行います。
暴力を振るう、暴れるなどの異常行動が見られた場合、「こころのがっこう」の専門指導員と24時間対応で相談ができるホットラインが用意されています。
電話・メールで警察、救急通報などをするべきかどうか、適切にアドバイス、サポートを行います。
どうすればいいのかが分からず戸惑うことも多いため、このホットラインは非常に頼もしい存在です。